
2017年9月12日、明智光秀の書状が発見され話題となっている本能寺の変は、ドラマでも多く描かれてきました。
その中でも鮮烈な印象を残すのは、役所広司が演じる信長の本能寺の変のシーンではないでしょうか。
本能寺の変、明智光秀の本当の動機が解明?
明智光秀が主君である織田信長に対して謀反を起こした、本能寺の変。
その本能寺の変が起こった10日後、明智光秀が和歌山の武将に送ったとされる書状が発見され、ニュースとなっています。
同書状で光秀は、室町幕府の将軍、足利義昭を再び京都に迎え入れるよう協力して欲しいと言及しており、「本能寺の変=室町幕府再興説」を支える有力な史料ではないかと注目を浴びています。
ところで、本能寺の変については、これまで数え切れないほどの映画やドラマで描かれてきました。
それらのなかでも異彩を放っているのが、大河ドラマ「徳川家康」における本能寺の変の場面です。

信長を演じたのは若き日の役所広司で、この信長役によってブレイクすることとなりました。
物音で目を覚ました信長は、明智光秀が攻め入って来たことを知り、多勢に無勢のなか、寝間着姿のまま、戦います。
最初は弓で戦い、弦が切れると、槍に持ち替えます。
妻の濃姫は信長の側を離れず、薙刀をもって、信長が自害する時間を稼ぐため気丈に戦い、死んでいきます。
信長と濃姫の絆の描写はグッとくるものがあります。
信長は火を放って自害しますが、死に際には、あと1日でも長く時間が欲しかったと人間らしさを見せながら死んでいくシーンがあり、とても興味深いです。

動画を見た人からは、
- 役所さんの信長はピッタリイメージに合う
- 役所さんの演技がすごい
- 信長のイメージそのまんま
など、役所広司の演技を絶賛するコメントが多く寄せられています。まさに主役を超える印象を残す芝居で、ブレイクすることとなった理由が分かりますね。
本能寺の変に関しては、明智光秀の動機に関する新しい史料が発見され、事件の解明が進むこととなりました。これから、ドラマなどの作品にも影響を与えることもあり得ます。
歴史的な発見の裏で、それを理解し、今後いかに役者が本能寺の変を演じていくのかは、期待が尽きないところですね。